信州はエネルギーシフトする~長野県の地域エネルギー政策~ 中々週一本以上という投稿目標が達成できておりませんので、今週は「エイヤッ!」という気持ちで二本投稿してみます! 以前、長野県飯田市の太陽光発電事業に関するコラムを書きましたが、今回はそれにも少し関連して、長野県の行政の取り組みや、長野県を支える様々なアクターについて、「信州はエネルギーシフトする」(著:田中信一郎)という本を基に紹介したいと思います。コラムの内容は三分の一ほどは本の内容、残りは本の内容を踏まえた僕の考え、という配分になっています。1.エネルギーシフトとは この本の筆者、田中信一郎氏は2011年に特定任期付職員として長野県に採用された方です。彼は長野県で2011年4月に新設された環境部温暖化対策課の企画幹(長野県独自...2019.07.23 01:29地域学の種子地域学な本棚
日本のエネルギー全体動向 参議院議員選挙が終わりました。選挙期間中、どうにもエネルギー政策について言及している政党は少なかったようで、この分野を研究している一学生としては少々不満を感じてしまいます。年金を始め社会保障や増税に世間の注目が集まっているのは分かりますが、世界的に大きな問題とっているエネルギー政策についても、もう少し議論が起こっても良いのではないでしょうか。日本でも原発という問題があるわけですし、争点になっても良いと思っていたのですがね…。 まぁそれはそれとしまして、今回は僕が研究を始めてから今日までの間にエネルギー分野で注目すべき動向について、その一部を紹介します。エネルギー分野は刻一刻と変化しているため、こうした最新の動向についても目を光らせ...2019.07.10 05:41つぶやき
バイオマス利用先進自治体まとめ(概要版) 日本で地域活性化の手段の一つとして注目を集めているバイオマス。今回はその中でも岡山県西粟倉村、真庭市、北海道下川町の三つの事例を紹介していきながら、日本のバイオマスの展望を見ていきたいと思います。なお、今回のタイトルに「概要版」とある通り、これから書く内容は、各自治体の総合計画(地方自治体の行政運営上、最上位にあたるもの)などからザーッと情報の上澄みを抜き取っていったものになりますので、その点はご承知おきください。より詳細な部分については別のコラムで、他の自治体の取り組みと比較研究する際に掘り下げていきたいと思います。0.そもそもバイオマスとは まずはバイオマスの定義についてです。国が定めるバイオマス活用推進基本法では、バイオマス...2019.07.04 09:00地域学の種子