地域づくりの経済学入門 大学入学前から僕が常々考えているのは、地域づくりを論理的に進めていかなければならない、という事です。単に地域活性化やコミュニティづくり、地方創生といってもその内容は様々です。大学の講義では地方創生や地域再生、地域活性化というスローガンを掲げ、具体的な施策は穴おぼこだらけのお粗末なもの、という例も少なくないと聞かされます。僕も講義やゼミ、個人的な調べ物でいくつかの事例を見てきましたが、これはちょっと……と思うものが時々出てくるものです。ただ、そうした失敗例が表沙汰になることはほとんどありません。 理由は単純で、人間は失敗から学ぶ生き物ですが、同時に自分の失敗を知られることも嫌う生き物でもあるからです。地域づくりにおいても、様々な成功...2020.01.16 05:50地域学な本棚
地域にとってより良いエネルギーとは…? 学部三年生になって毎日のように考えている事。それは「地域にとってより良いエネルギーの在り方とは何なのか」という事です。四年生まで三ヶ月を切る今、卒業研究にもかかわってくる事なので、そろそろ一つの結論を導き出したいところですが、調べれば調べるほど分からなくなるのが世の常。一つの解というものが存在しない問題であるだけに、苦労は絶えません。 今回はそんな僕の悩みを皆さんと共有したいと思います。皆さんもこれを読んで、より良い地域のために、地域社会や国際社会の持続的発展のために、エネルギーという視点から一緒に考えてみませんか……? φ(..)2020.01.14 01:30つぶやき地域学の種子
特集:地域エネルギー自治とは① 皆さんはある言葉の定義づけを行った事はありますか? 言葉の定義と言うものは大学での学びにおいて非常に重要です。特にレポートや論文を書く上では、自分が使用する単語の定義をしっかりと整理したうえで、議論を展開しなければなりません。言葉の定義が曖昧なままでは論文全体を統一する軸が脆くなり、説得力も弱くなるからです。僕の専門である「地域学」の分野ではこの「言葉の定義」が、しばしば講義で話題になります。 例えば「地域」という単語です。「地域」と言われて皆さんはどれくらいの範囲を創造されるでしょうか。僕が「地域」という際は多くの場合、市町村レベルの基礎自治体が治める範囲を指します。ところが人によっては都道府県単位で使ったり、北陸や関西、本州な...2020.01.03 09:00地域学の種子グローバルな地域学地域創造ってなんだろな