原子力発電~賛成反対の二項対立を超えて~ 「あなたはこの意見に賛成ですか、反対ですか?」このような質問を時々耳にすることはありませんか? こう聞かれたとき、「私はこういう理由から、賛成でも反対でもなく、慎重に検討するべきだと考えます」と答えると、歯切れが悪いからどっちかにしろ、などと指摘されることもしばしばあるのではないでしょうか。 僕はこういった「賛成か反対か」の二項対立的な議論は意味がないと考えています。もちろん、賛成と反対両方の立場を考えて、自分の考えをより深化させるという意味では、二項対立的な発想も有用です。しかし、対人的な議論の場においては、賛成か反対かを明確に分けるやり方は対立を生むだけで話が前に進まず、硬直してしまうため非生産的といわざるを得ないと思います。...2020.02.06 09:00つぶやき地域学な本棚